オトナコドモ、ボクのセイチョウ

オトナになりきれないコドモのセイチョウを綴る、かけだしフリーライター。20代独身。男。小説やエッセイにもチャレンジしています。バンドマン(ヴォーカリスト)というもうひとつの顔も持つ。

小説とエッセイを執筆中。

みなさんおはようございます、こんにちは、こんばんは。

ミウラリョウスケです。

 

唐突ですが、僕は"言葉"がだいすきです。

だから今フリーランスでライターの仕事を少しずつはじめているわけでなんですけど。

 

物心がついた頃から、習ってもないのに漢字が読めたのには当時からびっくりしていました。自分のことなのにね。

父親が広げていた新聞に書いてある大きな見出しを指差しては、読み上げていたそうです。

 

そんな僕も今では、小説やエッセイ、そしてこのブログにも挑戦しています。

やってみたいことはいくつもあるけど、文章を書く仕事がしたいなと思ってがんばっています。

 

実は小説投稿サイト『小説家になろう』にも投稿しているので、

もしよかったら読んでみてください。

 

冒頭の一部分を掲載します。

 

 

"この手紙の宛名は僕の名前じゃない。うきうきした気持ちを返してくれ。"



今日の大阪は雨だった。築30年のくたびれたアパートの1階ロビーに、若い男がひとり。男が茫然と立ち尽くす前には、くたびれた佇まいの集合ポスト。大食い番組のフードファイターの口元のようにぎゅうぎゅうに押し込められた各部屋のポスト。皆同じ種類の郵便物が口からはみ出ている。はみ出したこいつのルックスはおそらくユーキャンから不定期にやってくる通信教育の手紙、
といったところだろう。あいにく何も知識を身につける気になれない彼は、それらをまるで工場のライン作業のように集合ポストの真下にあるゴミ箱へと急降下させる。しかし、その流れ作業から一通だけ脱落したものがいた。そして、床に落ちたその白い便箋だけが、雨に濡れていた。…

 

タイトル :【郵便受けに一通の手紙、雨に濡れて。】

郵便受けに一通の手紙、雨に濡れて。 - 第1話

 

 

 

 

また、エッセイも書いているので、ぜひ読んでみてください。

そちらの冒頭の一部も掲載します。

 

 

あなたには、”思い入れのある場所”はあるだろうか。
きっとあるだろう。
僕にも”思い入れのある場所”は存在する。

ファーストキスを経験した、中学校の近くにある市民ホールの駐車場の一角。
ひいばあちゃんと散歩をした近所の川の上に架かっている紅い橋。
離婚する前、最後に母親と父親が一緒にいる姿を見た、実家の玄関前。

それぞれの場所を思い返す時、エピソードが先行して押し寄せることもあれば、まるでポラロイドのシャッターを押して出てくる写真の表面のように、じわっと景色と色が染み渡っていくこともある。また、その色たちの濃淡に、時折ずきっと心を痛めたりする。あまりにもリアルで至近距離な記憶が、濃さとなって、突然迫り来るんだ。もう、ふたたび染まりたくない。

 

【居酒屋コインランドリー】

居酒屋コインランドリー - 思い入れのある場所

 

 

 

ひとりでも多くの人に読んでほしいです。

ぜひ、読んでみてください。